中国墓地事情

石屋の正

2010年08月01日 10:10

高すぎるのは家だけじゃない! 墓も高騰「死ぬに死ねない」…中国







中国では毎年、4月4 日―6日の間に祖先の墓参りをする行事「清明節」を迎え、

今年は5日がそれに当たる。しかし、吉林省長春市ではこのほど、墓地の平均価格が1平米当たり

約 2万元(約27万円)と暴騰しており、地価高騰による影響が、住宅だけでなく墓にまで及んでいることが

分かった。



同市による市内6カ所の共同墓地の相場調査では、平均価格は1平米当たり約2万元で、

最も安いところで1万元(約13万5000円)、最も高いところでは、

市街地の2LDK70平米の購入価格にも相当する26.8万元(約366万円)だった。

調査では、地価高騰が住宅だけではなく、墓にも及んでいる実態が明らかになった。


地元住民からは、地元デベロッパーらの「土地ころがし」による地価高騰や、

見て見ぬ振りをする行政の対応に不満の声もあるというが、

地価高騰を取り締まる明確で有効な関連法規は少なく、

マイホーム購入後の、ローン返済に苦しむ「房奴」と同様、

今後は、墓の購入とローン返済による「墓奴」の増加も予想される。

地元政府は、「死ぬに死ねない」深刻な事態に陥った一般消費者から、

有効な対策を打ち出すことが望まれている。







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